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離婚して17年、国際結婚・離婚を経験しました。
離婚当時、二人の子どもは4才と2才でした。
私が元夫と結婚する時には特に両親から反対されることなく、孫もかわいいとよく面倒を見てくれて、経済的にも支えてくれていました。
そして、離婚をする時もした後も、様々な面でずっと支えてくれています。
私の場合は特殊なケースかもしれませんが、何か少しでもあなたの気持ちの役に立てたらと思います。
この離婚はポジティブな離婚ですか?ネガティブな離婚ですか?
離婚するってすごく大変なんです。
誰もが言っている事ですけど。
結婚するよりもエネルギーを消耗するんです。
離婚してしばらくすると、どうしてなのかなって他人事のように思えるときもあるんですけど、結婚する時よりもやっぱり必死なんだと思います。
結婚後の幸せな生活を夢見て結婚します。
離婚も、離婚後の幸せな生活を夢見て離婚するっていうのもありだと思うんです。
離婚=不幸という方程式は成り立たない場合だってあるということです。
国際結婚も国際離婚も同じだと思います。
国籍が違う人間同士が結婚、離婚するので法律的な問題は多少複雑になることはありますが、でも離婚の覚悟の上では同じことだと思うんです。
本質的にはなんの違いもないということだと思います。
離婚後の生活のために離婚前にするべきこと
まず、離婚後はどこで生活するのかを考えなければなりません。
日本国外で結婚生活を送っていたのならばなおさらでしょう。私は実家が東京にあり、離婚を決めた時は千葉に住んでいました。
離婚をしようと決めて別居することになったのですが、元々実家には結婚している時からも、しょっちゅう世話になっていたので、実家に住民票を移しました。
これは、私にとっても子ども達にとっても良かったと思っています。
もし、1人で子ども達の日々の世話をしながら、離婚に向けて行動していたとしたら、経済的にも精神的にも無理だったと思うからです。
実家と良好な関係であれば、実家に身を寄せるというのは、経済的にも精神的にもとても支えになると思います。
反対に、実家との関係が良好でない場合は、離婚が決まるまで今までの住居に留まらなければならない場合もあるでしょう。
経済的に可能であれば、別居もできるでしょうし、また、DVの場合はシェルターもあります。
まずは、現住所の自治体の相談窓口へ行って話しを聞いてみませんか。
今は、インターネットでなんでも調べられる時代ですが、実際に人と会って情報を得たり、助言をしてもらったりするのとでは、違うと思うんです。
でも、調停離婚をするつもりならば、協議離婚とは違って、時間がかかることが前提なので、別居の方がいいのではないかと、できれば実家に身を寄せるのがいいと思います。
そして、離婚届不受理届の申請をしておきましょう。
これは、非常に大切だと思います。
もし、あなたが調停離婚を望んでいるのに相手が勝手に離婚届を出してしまったら調停もできません。
それを防ぐためにも、手間はそれほどかからないので、戸籍課へ行って手続きをしてください。
協議離婚の場合も勝手に離婚届を出されないようにするためにもいいでしょう。
次は福祉課へ行きましょう。
ここでは、離婚後にあなたと子ども達で住む場所に関する手続きの仕方や、子どもの手当てについて相談できると思います。
私の場合、離婚後は公営住宅に住みたかったので、別居している状態でも手続きできることが可能でしたので(2009年当時)、できるかぎりの申請をしました。
子どもの手当てについては、実家にいたので「支給停止中」ということになりましたが、これも、離婚が成立したらすぐ受給できるようになるので(2009年当時)、あらかじめ申請だけでも済ませておくのはいいことだと思います。
また、法律相談も無料で行っている機関があるので、そちらも利用されることをお勧めします。
時間は30分間と制限があるので、聞きたいことをきちんとまとめていきましょう。
録音は、基本できません。
弁護士に断られました…
ここで、ひとつお話ししておきたいのは、私が実際に行った、区の無料でおこなっている相談窓口の相談員や、離婚調停時の調停員は保守的な考えの人も多いので、離婚を踏みとどまるように言われる場合もあります。
今は、私の離婚の意志を試されていたのかなとも思いますが、その時は、なんで私の味方になってくれないんだろうと、悲観的に感じたことも覚えています。
それだけ、離婚は大変なことなんです。
どんな風に生きていきたいですか?
国際結婚をすると、時と場合によっては色眼鏡で見られることもあります。
なんだかんだ言って、日本はまだまだ保守的で島国根性なんだなと感じることがあります。
国際都市と言われている東京で生まれて育った私でもそう感じるのですから、
ハーフと言われる子ども達はもっと感じることが多いと思うんです。
でも、離婚を決めて、子ども(達)と生きていこうと決めたのなら、あなたが子ども(達)を守らなければなりません。
離婚によって、あなたも子ども(達)も世界がガラッと変わることになると思います。
でも、強く足を踏ん張っていかなければならないことも多々あると思うのです。
いじめもあると思います。
そんな時に母親として表立って立ち向かっていかなければなりません。
子ども(達)のために強くなってください。
でも、あなたは1人ではありません。
ちょっとだけ、周りを見てください。
シングルで強く子ども(達)を育てている女性はたくさんいます。
中には、あなたと同じ国際離婚をした女性もいます。
そして、行政も色々と母親を支援しています。
しかし、待っていても、むこうからは何もしてくれません。
全て自分からはたらきかけなければいけないのです。
情報網を張って、利用できる支援はできるかぎり利用しましょう。
LOVE YOURSELF TENDER
私は不幸な結婚生活よりも、貧乏でもいいから(まあ、お金はあるにこしたことはありませんが)子ども達と毎日笑って過ごしたいと思い、離婚を決意しました。
そして、幸いにも両親は私の離婚を受け入れてくれ、支えて来てくれました。
子ども達も特にいじめに遭うこともなく、友人にも恵まれ、無事成人しました。
そんなに多くのことはしてあげられないけど、「ウチって貧乏だよね~」と笑いながら過ごせています。
離婚後はあなたが世帯主となり、子ども(達)との生活になります。経済的にはもちろんですが、精神的にも大変なことは多くなってくると思います。
でも、子ども(達)は大好きなお母さんの幸せに笑っている姿が一番好きなのです。
そんな子ども(達)のために、強くなりましょう。
あなた自身のために、強くなりましょう。
あなたがあなた自身を大好きになれるよう、考えて決めることが一番大事です。